厚生労働省の『国民生活基礎調査 2019年』によると自覚症状のある病気やけがで、肩こりは女性で1位、男性で2位。
では肩がこる原因とは何でしょう?
まず挙げられるのが姿勢の悪さです。猫背や視線を下に向け、座ってうつむき続けることなどがよくあるという人は多いのではないでしょうか。そのような姿勢をとる理由として、いまやデスクワークには欠かせないツールとなっているパソコンの使用や公私ともに多用するスマホなどがあげられます。
また眼精疲労は目の周りの筋肉疲労が首や肩の筋肉にも影響を及ぼすので、やはり肩こりの原因といえるでしょう。
そしてそれに追い打ちをかけるのが運動不足。筋肉は血液を体にいきわたらせるポンプのような役目を果たしているので、体を動かさないと血行不良をもたらし、やはり首や肩の筋肉に悪影響を与えて肩こりの原因になります。
そのほかにストレスや冷えも肩こりに結びつきますから、夏でもエアコンが効いて半袖ではちょっと寒く感じるオフィスでパソコンを使い、通勤・通学でバスや電車に乗っている時はスマホとにらめっこ、帰宅したらやはりエアコンをかけっぱなしでDVDを視たりデジタルゲームで遊ぶのがごく普通という現代人の生活は肩こりの原因だらけといっても過言ではないでしょう。
それならば日常生活で肩こりを解消することは出来ないのでしょうか?
答えはイエスです。食生活を見直せば肩こりを撃退することも不可能ではありません。ただし、あくまでも習慣の改善なのでしつこくひどい肩こりが続くような場合にはためらわずに医療機関で診察を受けてください。肩こりは病気のサインでもあるからです。