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DIYで外壁塗装を行う際のポイントや注意点は?

ByTaiyo

5月 15, 2022
リフォーム

住宅が経年劣化していく中で、外壁塗装を怠ることはできません。

外壁塗装は定期的に行う必要があるため、費用の捻出が難しいなどの理由により「自分でやりたい」と考えている方も少なくないはずです。

そこで今回は、外壁塗装をDIYで行う場合の手順・ポイント・注意点などを解説いたします。

DIYで外壁塗装をする際の下準備

外壁塗装は、ペンキとローラーさえ揃えればすぐ始められそうなものですが、決してそうではなく、入念に下準備をする必要がある上に、例えDIYと言えどもそれなりの費用が掛かかる事を覚えておきましょう。

壁の洗浄

まず行うのは壁の洗浄です。壁に汚れがある状態で塗料を塗ると、後々はがれてしまう原因になりかねません。風雨にさらされた壁の汚れをまずはしっかりと落としましょう。

塗装する範囲が広い場合などは、事前に足場を設置しておく必要もあります。DIYで壁の洗浄をする場合は、ホースとブラシを用いて行うのが一般的です。

しかし、土や砂はもちろんですが、カビやコケなどがしぶとく付着していることも多いため、しっかりと汚れを落とすためには一般家庭用の高圧洗浄機を使用しても良いでしょう。

また、落ちづらいしつこい汚れには、目の細かいサンドペーパーで磨き落とすのも賢い手段です。サンドペーパーを使う事で、細かい傷が壁についてしまうことを懸念されるかもしれませんが、むしろ小さな傷がついたことで塗料の付着がよくなるため、強度を増す効果が発揮されます。

壁・塗膜のひび割れ防止

次は、壁や塗膜のひび割れを防ぐ作業を行いましょう。

ひびの部分に塗料が染み込むと壁が更に劣化してしまう恐れがあります。ひびなどの劣化箇所や釘の打ち跡に塗料が入り込まないよう、あらかじめしっかりとコーキング材を埋め込むなどして、補修をしておく必要があります。

コーキング材はシリコン系やウレタン系、ゴムのような素材などあらゆる種類があり、それぞれ効果や特徴が異なります。購入する前によく確認して、壁の状態に対して最適なものを選ぶと良いでしょう。

コーキング作業は、前述した汚れ落とし同様、塗装の強度に大きく影響するため、念入りに行うべきです。

養生・マスキング

続いて行うのは、地面へ養生を敷くことと、壁との境目にマスキングテープを貼ることです。これらを行うことで、塗料の飛び散り・はみ出しを防ぎます。

塗料の選び方

下準備が終わったら、次は塗料を選びましょう。塗料選びは、下準備と同様、外壁塗装にとって非常に重要なポイントです。

種類によって、価格・耐久性・強度などが異なりますので、住まいやライフスタイルを踏まえ、十分にチェックした上で最適な塗料を選びましょう。

【アクリル塗料】

アクリル塗料は、耐久性や防水性能は4年程度と短いですが、低価格なのが特徴です。

定期的に塗り替えることが苦にならない方や、費用をかけたくない方は、アクリル塗料を選ぶと良いでしょう。

【ウレタン塗料】

最も人気のある塗料は、後述するシリコン塗料ですが、ウレタン塗料も比較的安価であるため幅広く利用されています。

特にひび割れや防水に強みを発揮しますが、耐久性は6年と短めなので注意しましょう。

【シリコン塗料】

シリコン塗料はあらゆる場面で最も多く利用されており、価格と性能においてバランスの良さが持ち味です。

耐久性も10年ほどと十分に長く、色の数も多彩で人気があります。

【フッ素塗料】

フッ素塗料は、10〜20年と長い耐久性が魅力的です。費用はやや高いものの、色褪せ・艶落ちがしづらく、耐久性の側面を踏まえると費用対効果に優れていると言えるでしょう。

一方で、塗膜が硬くひび割れを起こしやすいデメリットもあるため、入念な下準備を行う必要があります。

【遮熱塗料】

遮熱塗料はフッ素塗料と同等の耐久性を持っており、太陽熱を遮断するため、外壁の温度上昇を防ぐことが出来ます。

価格はフッ素塗料よりやや高めですが、室温の上昇を抑えることができるので、光熱費がかかりづらくなり、省エネ効果を期待できるというメリットがあります。

【ラジカル塗料】

ラジカル塗料の価格はシリコン塗料より少々高いですが、フッ素塗料に並ぶ耐久性の良さが期待されています。

しかし新しい塗料のため施工実績が少なく、メリット・デメリットや費用対効果をしっかりと自身で見極める必要があります。

建物の構造や立地条件も考慮する

詳しくは後述しますが、建物の構造や立地条件も外壁の寿命と密接な関係にあります。

高い塗料を使っておけば安心というわけでは決してないので、しっかりと情報を集め、立地条件や優先事項に対して最も相応しいと思われる塗料を選ぶようにしましょう。

塗り替え時期はどのように見分ける?

これまで述べてきた通り、外壁塗装は定期的なメンテナンスを必要とします。

耐用年数はあくまで目安であるということを忘れずに、外壁の見た目をチェックして塗り替え時期を判断する習慣を身につけましょう。

立地条件・素材・気候などによって、耐用年数よりも早く劣化してしまうことも珍しくありません。もしひび割れや色褪せが確認された場合は、耐用年数に及んでいなかったとしても、早期に修繕を行った方が良いでしょう。

外壁の劣化を放置した場合、雨水などが建物の内部にまで侵食し、住宅が痛んでしまう危険性も十分に考えられます。

加えて、藻やカビなどが発見されたり、接合部のひび割れなどが起こっている場合でも、手遅れにならないよう早めに外壁塗装を行うことをおすすめします。

住宅の環境によってもメンテナンスのタイミングは変わる

住宅の環境によって、外壁の寿命が大きく変化することも頭に入れておきましょう。

雨や雪が降りやすい・日射しが強いなど、地域によって異なった条件がありますが、特に寒暖の差が激しいエリアにある住宅の場合、外壁の劣化が早い傾向にあります。

また、海の近くの住宅も、潮風による劣化が起こりやすいです。

建物の立地条件によって、塗料の耐用年数目安より早く劣化することも十分に考えられますので、壁の状態のセルフチェックを行う際は、それらを必ず念頭に入れておきましょう。

住宅を雨風・日光などから守ってくれる大切な外壁が劣化してしまったら、住宅そのものもどんどん状態が悪くなってしまいます。外壁の健康を長く保つには、適切なタイミングでの外壁塗装が非常に重要です。

以下に外壁の代表的な劣化症状や外壁状態のセルフチェック項目が掲載されているページを記載しておきますので、是非参考までにご覧ください。

場合によってはプロに任せるのが無難な場合も

最後に、DIYで外壁塗装を行う際に起こりがちな失敗を以下にまとめました。

  • 下準備不足を怠ったが故に、塗料がすぐ剥がれてしまった
  • 塗料消費量の見込み違いにより、費用が増大してしまった
  • 塗料の経年変化を自分で判断できず、手遅れの状態にまで外壁が劣化してしまっていた
  • 塗り終わりってみると、イメージしていた色合いと違った
  • 塗り方が悪く、すぐにやり直さなくてはいけなくなってしまった
  • 塗料が飛び散って、近隣の建物などに付着してしまいトラブルの原因になった

このような失敗は経験が少ないほど起こりがちです。もし少しでも自信がない場合は、DIYに拘らず、プロに任せるのも良いでしょう。

専門の業者による塗装である場合、約20年近く塗り替えが必要ないケースも多々あります。手間・コスト・自信の有無など、あらゆる要素を踏まえた上で、最適と思われる外壁塗装の手段を選択するのがベターです。

以上、外壁塗装をDIYで行う場合の手順・ポイント・注意点などを解説いたしました。

DIYで外壁塗装を行う際の参考になれば幸いです。

Taiyo

私はプロの編集者です。本や雑誌、ウェブサイトなどの文章をチェックして、誤字や文法の間違いを直したり、わかりやすくしたりします。編集者になる前は、ジャーナリストとして働いていました。文章を書くのが好きで、読者に役立つ情報を伝えることにやりがいを感じます。趣味は読書と旅行です。