玄関ドアは、その家の顔とも言える部分です。玄関ドアを変えるだけで、家全体の印象を大きく変えることもできます。
しかし玄関ドアにもさまざまな種類や特徴を持つものがあるので、どんなものを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、玄関ドアの種類別の特徴や選び方について詳しく解説します。
玄関ドアの種類と特徴
はじめに、玄関ドアの種類と特徴について紹介します。玄関ドアには大きく分けて開き戸と引き戸があり、それぞれ次の種類に分けられます。
片開きドア
玄関ドアの中でもっともシンプルなタイプで、ひとつのドアが左右どちらかに開閉するものを片開きドアと呼びます。
玄関部分の間口が狭くても設置でき、玄関タイプの中ではもっともポピュラーなものなのでデザインも豊富に選べます。
両引きドア
両開きドアは片開きドアを左右対称に2枚設置したようなタイプで、両側に開くため開放感があります。
ただし、片開きドアにくらべて広い間口が必要になります。また、2枚のドアを同時に開くことができるように玄関前にも広いスペースが必要です。
袖付き片開きドア
片開きドアの片側または両側に袖がついたタイプの玄関です。ドアの大きさを同じにする場合、片開きドアよりも間口を広く取る必要があります。
袖部分をガラスなどにすることで太陽光を取り入れられるので、開放感のある明るい玄関になります。
親子ドア
親子ドアとは、袖付き片開きドアの袖部分が可動式になっている玄関のことです。普段は固定した状態で、玄関を広く解放したいときに袖部分を開くことで大きな荷物の出し入れなどが可能になります。
袖部分を開くことで、車椅子やベビーカーの幅にも対応できます。
片引きドア
片引きドアは、片側のドアだけをスライドさせて開閉させるタイプの玄関です。開き戸から引き戸へリフォームしたい場合などに多く用いられます。
ドアも1枚分だけなので、費用も安く済むというメリットがあります。
両引きドア
両引きドアは、2枚の引き戸をそれぞれ左右にスライドさせて両側の壁の中に引き込むタイプの玄関です。両開きドアと同じく、すべてのドアを開けると開放感のある広い玄関になります。
玄関の間口は広く取る必要がありますが、両開きドアとちがって前後のスペースが不要になるというメリットがあります。
引き違いドア
引き違いドアは片引きドアに似ていますが、戸を2枚使って左右にスライドさせることで開閉をおこないます。開口部分は実質ドア1枚分となります。
引き戸ドアタイプの玄関の中ではもっともポピュラーなもので、洋風住宅に対応したデザインのものも増えてきています。網戸がつけやすい点もメリットと言えます。
玄関ドアを選ぶ際のポイント
続いて、玄関ドアを選ぶ際のポイントについて解説します。
家の外観と合っているか
玄関ドアはその家の顔となる部分で、家全体の印象を大きく左右します。壁や屋根に合わせて、色や材質などを選ぶとよいでしょう。
一般的に、玄関ドアにはアクセントとして壁よりも濃い色が選ばれることが多いです。屋根の色に合わせると、より統一感が出ます。
耐久性は充分か
玄関ドアは日光や雨風にさらされることも多く、劣化しやすい部分です。そのため、耐久性の高い素材を選ぶことが重要です。
玄関ドアは、大きく分けて木製と金属製があります。木製は自然、和風な雰囲気に合わせやすいですが、定期的なメンテナンスが必要となります。金属製にはアルミ、ステンレス、スチールなどがあり、耐久性が高く遮音性、遮熱性にも優れているものが多いのでおすすめです。
防犯性能は充分か
空き巣被害を防ぐため、玄関ドアの防犯性能はとても重要です。
まずはドアが簡単に破られないよう、金属や強化ガラスといった頑丈な素材を選ぶのがよいでしょう。
また、ピッキングで開けられにくいディンプルキータイプの鍵を選んだり、鍵を2つ以上取り付けられたりするのも効果的です。
もし、デザイン性の高さに加え防犯性能にも重点を置くのであれば、「リシェント」がおすすめです。
「リシェント」はベーシックなデザインから流行をおさえたものまで幅広く取り揃えています。
カラーバリエーションも豊富なので、家の外観と合うタイプを探しやすいのも嬉しいポイントです。防犯性も高く、ピッキング対策に有効な「2ロック」、こじ破り強い3つの「鎌付デッドボルト」、カギの閉め忘れを防ぐ「施解錠表示」が付いています。
参考ページ：玄関ドアリフォーム「リシェント」の商品紹介
まとめ
今回は、玄関ドアのリフォームを考えている方に向けてドアタイプ別の特徴と選び方を解説しました。
玄関ドアにはさまざまなタイプがあり、デザインも豊富です。家の外観とマッチしているかどうかや、欲しい性能を検討して選ぶとよいでしょう。