正統な革財布を作るのに一体どんな秘密が隠されているのでしょう。まるで店舗に販売されているような洗練された作品や、厚みを少しでも減らすことで、その正統な革財布は作り出せるかもしれません。プロの革職人が作る正統な作品はどのようなポイントに気を付ければよいのか、私なりに考えてみました。
まず、正統な革財布は誰が見ても革財布という認識を持てるように仕立て上げることが大切です。しかし、ここで気を付けてほしいのは、シンプルなデザインが正統とは限らないということです。手作り感を出さないためには、やはり緻密な計算と丁寧な作業、そして経験を積んでいく事が大事だと思うのです。
その正統な革財布を作るポイントとしては、薄さを追い求めることにあると考えられます。これは厚すぎてもだめですし、薄すぎてもだめ。自分なりのちょうどよい薄さを目指すとよいと思います。
もうひとつのポイントは、パーツを生地に組み込む作業を怠らないことです。そうすることで、一部が盛り上がらず、平らな革財布を仕上げることが出来ます。 3つ目のポイントは、減り返しを綺麗に仕上げるということです。ポケットの開口部分はヘリ返しで仕上げると思いますが、そのヘリ返しで出来た厚みのコントロールにも気を付ける事が大切だと思います。